草木染めの材料 キレイな色に染まるおすすめ10選!初心者でも簡単なのは?

投稿日:2018年7月9日 | 最終更新日:2022年7月10日

 

 

 

草木染めをしよう!と思いたって、最初に悩むことは、

「さて、どんな材料で染めようか?」

といったことでは、ないでしょうか。

基本的に、自然に生えている葉や、花、木、果実の皮などであれば、どんなものでも染まります。

でも、どうせなら、キレイな色に染めたいですよね。

そこで、キレイな色に染まる「草木染めの材料」をご紹介します。

できるだけ、手に入りやすいものばかり厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

草木染めの材料 キレイな色に染まるのは?おすすめ10選

キレイな色に染まる、おすすめの草木染めの材料をご紹介します。

本当は、木の枝なども、意外とキレイな色が出るのですが、少し手に入りにくいので、今回は省かせていただきました。

できるだけ、ふだんの生活で手に入りやすいものばかり、厳選いたしました!

●玉ねぎの皮

あの、茶色のカラッとした玉ねぎの皮です。

黄色〜ヤマブキ色に染まります。

皮の量を多くすれば、濃いめのヤマブキ色に、少なくすれば、うす黄色に染まりますので、どんな色に染めたいかによって、量を調整してもいいですね。

玉ねぎの皮は、ふだんのお料理のときに、ゴミとして出るものです。

草木染めの材料として、わざわざ揃えなくても、家にあるものなので、初心者でも簡単に始められますよ。

●コーヒー

実は、コーヒーでも染まるんです。

コーヒー豆の出がらしを使ってもいいし、インスタントコーヒーの粉をそのまま使っても構いません。

色は、ベージュ〜濃い茶色。

まさしく、コーヒー色です。

コーヒー染めの場合、布だけではなく、紙やコースターを染めても。

コーヒーの深い茶色が、アンティークな雰囲気を出してくれますよ。

●紅茶

紅茶は、キナリ色〜淡いベージュ色に染まります。

ティーパックで煮出した紅茶でOKなので、簡単に用意することができます。

紅茶染めは、コーヒー染めと同じように、

布だけでなく、紙、コースター、レースなどを染めるのがおすすめ。

アンティークで、ノスタルジックな雰囲気になります。

紅茶で染めたレースや布で、アクセサリーを作ると、おしゃれになりますよ。

●赤しそ

6月頃になると、スーパーに大量に出回る赤しそ。

赤しそも、草木染めの材料としては、比較的手に入りやすいのですが、実は、染め方によって、色にバラつきが出やすいんです。

赤しそは、本来なら、鮮やかなピンク色に染まります。

でも、染める素材や前処理の仕方によっては、うすい黄色や緑色に染まるんです。

「せっかく赤しそを使うんだから、鮮やかなピンク色に染めたい!」という方は、

?赤しそを煮出した染液に、クエン酸を入れること。
?綿素材は豆乳で前処理をしておくこと。
(絹やウールなど動物性繊維なら豆乳なしでOK)

の2点に注意して染めると、鮮やかなピンク色に染まりますよ。

●紫キャベツ

紫キャベツも、スーパーに売られていますよね。

芯の白っぽいところは取り除いて、葉の紫色の部分だけ使います。

紫キャベツも、赤しそと同様、色に差ができやすい植物。

紫キャベツの葉のような、明るい紫色を出すには、

赤しその染め方と、同じことに注意しましょう。

●ブドウの皮

ブドウの皮も、見た目のとおり、うすい紫〜濃い紫色に染まります。

ブドウを美味しくいただいた後、いつもなら捨ててしまう皮を取っておくだけ。

ただ、一度にたくさんのブドウの皮を集めるのは大変なので、

少しずつ、冷凍してためておくと便利です。

冷凍することによって、色素が壊れて色が出やすいので、染まりやすいですよ。

●ヨモギの葉

春になると、自然に生えているヨモギの葉。

とてもキレイな若草色に染まります。

黄色が強めの明るい緑色で、とても春らしい色。

ヨモギは、草木染めの材料としてだけでなく、お団子にしたり、ハーブとしてお料理に使ったりと、いろんな用途があります。

春を感じる、とてもいい植物ですよね。

ただ、自然に生えているものとはいっても、勝手に取ってはいけない場所もあります。

ヨモギを採取しても大丈夫な場所、または自宅のお庭に生えているものをお使いください。

●枇杷の葉

お庭に枇杷の木が生えている方は、ぜひ枇杷の葉でも染めてみてください。

枇杷の葉は、見た目とは裏腹に、とてもキレイなサーモンピンク色に染まります。

しかも、前処理や媒染をしなくても、かなり、はっきりと色が出ますので、簡単に染められますよ。

ただ、枇杷の葉って、スーパーなどで売られているわけではないので、手に入りにくいかもしれません。

●アボカドの皮

実は、アボカドの皮も染まるんです。

色は、枇杷の葉と同じく、サーモンピンク色。

枇杷の葉よりも少し薄い色ですが、サンゴ色のような、淡いピンク色です。

アボカドの皮も、ふだんなら捨てるようなものですが、

少しずつためておけば、立派な草木染めの材料になりますよ。

●ターメリック

ターメリックなら、すでに粉になっているので、簡単に染まります。

もちろん、濃い黄色に染まります。

玉ねぎの皮で染め出す、淡い黄色とは違い、ターメリックは、もっとはっきりとした、濃い黄色。

同じ黄色でも、ターメリックは、少しアジアっぽい雰囲気がします。

草木染めならではの、色の違いですね。

草木染めの材料 初心者でも簡単に染まるものは?

草木染めの材料で、初心者でも簡単にそまるもの。

私のおすすめは、玉ねぎの皮です。

玉ねぎの皮は、簡単に染まりやすいですし、

なんといっても、本来ならゴミになるもので、こんなにキレイな色に染まるなんて、感動しませんか?

もちろん、先ほどご紹介した材料でも、キレイな色に染まります。

草木染め独特の、味わい深い色。

ぜひ一度、ご自身で体験してみてください。

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