
草木染めをしよう!と思いたって、最初に悩むことは、
「さて、どんな材料で染めようか?」
といったことでは、ないでしょうか。
基本的に、自然に生えている葉や、花、木、果実の皮などであれば、どんなものでも染まります。
でも、どうせなら、キレイな色に染めたいですよね。
そこで、キレイな色に染まる「草木染めの材料」をご紹介します。
できるだけ、手に入りやすいものばかり厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
草木染めの材料 キレイな色に染まるのは?おすすめ10選
キレイな色に染まる、おすすめの草木染めの材料をご紹介します。
本当は、木の枝なども、意外とキレイな色が出るのですが、少し手に入りにくいので、今回は省かせていただきました。
できるだけ、ふだんの生活で手に入りやすいものばかり、厳選いたしました!
●玉ねぎの皮
あの、茶色のカラッとした玉ねぎの皮です。
黄色〜ヤマブキ色に染まります。
皮の量を多くすれば、濃いめのヤマブキ色に、少なくすれば、うす黄色に染まりますので、どんな色に染めたいかによって、量を調整してもいいですね。
玉ねぎの皮は、ふだんのお料理のときに、ゴミとして出るものです。
草木染めの材料として、わざわざ揃えなくても、家にあるものなので、初心者でも簡単に始められますよ。
●コーヒー
実は、コーヒーでも染まるんです。
コーヒー豆の出がらしを使ってもいいし、インスタントコーヒーの粉をそのまま使っても構いません。
色は、ベージュ〜濃い茶色。
まさしく、コーヒー色です。
コーヒー染めの場合、布だけではなく、紙やコースターを染めても。
コーヒーの深い茶色が、アンティークな雰囲気を出してくれますよ。
●紅茶
紅茶は、キナリ色〜淡いベージュ色に染まります。
ティーパックで煮出した紅茶でOKなので、簡単に用意することができます。
紅茶染めは、コーヒー染めと同じように、
布だけでなく、紙、コースター、レースなどを染めるのがおすすめ。
アンティークで、ノスタルジックな雰囲気になります。
紅茶で染めたレースや布で、アクセサリーを作ると、おしゃれになりますよ。
●赤しそ
6月頃になると、スーパーに大量に出回る赤しそ。
赤しそも、草木染めの材料としては、比較的手に入りやすいのですが、実は、染め方によって、色にバラつきが出やすいんです。
赤しそは、本来なら、鮮やかなピンク色に染まります。
でも、染める素材や前処理の仕方によっては、うすい黄色や緑色に染まるんです。
「せっかく赤しそを使うんだから、鮮やかなピンク色に染めたい!」という方は、
?赤しそを煮出した染液に、クエン酸を入れること。
?綿素材は豆乳で前処理をしておくこと。
(絹やウールなど動物性繊維なら豆乳なしでOK)
の2点に注意して染めると、鮮やかなピンク色に染まりますよ。
●紫キャベツ
紫キャベツも、スーパーに売られていますよね。
芯の白っぽいところは取り除いて、葉の紫色の部分だけ使います。
紫キャベツも、赤しそと同様、色に差ができやすい植物。
紫キャベツの葉のような、明るい紫色を出すには、
赤しその染め方と、同じことに注意しましょう。
●ブドウの皮
ブドウの皮も、見た目のとおり、うすい紫〜濃い紫色に染まります。
ブドウを美味しくいただいた後、いつもなら捨ててしまう皮を取っておくだけ。
ただ、一度にたくさんのブドウの皮を集めるのは大変なので、
少しずつ、冷凍してためておくと便利です。
冷凍することによって、色素が壊れて色が出やすいので、染まりやすいですよ。
●ヨモギの葉
春になると、自然に生えているヨモギの葉。
とてもキレイな若草色に染まります。
黄色が強めの明るい緑色で、とても春らしい色。
ヨモギは、草木染めの材料としてだけでなく、お団子にしたり、ハーブとしてお料理に使ったりと、いろんな用途があります。
春を感じる、とてもいい植物ですよね。
ただ、自然に生えているものとはいっても、勝手に取ってはいけない場所もあります。
ヨモギを採取しても大丈夫な場所、または自宅のお庭に生えているものをお使いください。
●枇杷の葉
お庭に枇杷の木が生えている方は、ぜひ枇杷の葉でも染めてみてください。
枇杷の葉は、見た目とは裏腹に、とてもキレイなサーモンピンク色に染まります。
しかも、前処理や媒染をしなくても、かなり、はっきりと色が出ますので、簡単に染められますよ。
ただ、枇杷の葉って、スーパーなどで売られているわけではないので、手に入りにくいかもしれません。
●アボカドの皮
実は、アボカドの皮も染まるんです。
色は、枇杷の葉と同じく、サーモンピンク色。
枇杷の葉よりも少し薄い色ですが、サンゴ色のような、淡いピンク色です。
アボカドの皮も、ふだんなら捨てるようなものですが、
少しずつためておけば、立派な草木染めの材料になりますよ。
●ターメリック
ターメリックなら、すでに粉になっているので、簡単に染まります。
もちろん、濃い黄色に染まります。
玉ねぎの皮で染め出す、淡い黄色とは違い、ターメリックは、もっとはっきりとした、濃い黄色。
同じ黄色でも、ターメリックは、少しアジアっぽい雰囲気がします。
草木染めならではの、色の違いですね。
草木染めの材料 初心者でも簡単に染まるものは?
草木染めの材料で、初心者でも簡単にそまるもの。
私のおすすめは、玉ねぎの皮です。
玉ねぎの皮は、簡単に染まりやすいですし、
なんといっても、本来ならゴミになるもので、こんなにキレイな色に染まるなんて、感動しませんか?
もちろん、先ほどご紹介した材料でも、キレイな色に染まります。
草木染め独特の、味わい深い色。
ぜひ一度、ご自身で体験してみてください。
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