虫除けに効く服装の色・蚊に刺されない色は?昔の人の知恵がスゴイ!

投稿日:2018年6月16日 | 最終更新日:2022年7月10日

 

蚊が多くなってくる季節。

虫除けは使っているけれど、「なんか私だけよく刺されるなぁ」と思ったことありませんか?

汗や血液型など、蚊に刺されやすい性質には諸説ありますが、

もしかすると、服装の色が原因かもしれません。

実は、蚊に刺されやすい色・刺されにくい色があるんです。

今回は、虫除け効果のある色について、まとめてみました。

現在のように、虫除けスプレーなどがなかった頃、

昔の人たちは、どのようにして、虫から身を守ってきたのかも、調べてみました。

虫除けに効く服装の色・蚊に刺されない色って??

虫除けに効く色・蚊に刺されにくい色は、

白などの明るい色です!!

というのも、実は、蚊は色を判別することはできず、全てが黒と白、モノクロに見えています。

その中でも、黒などの「彩度の濃い色」を好み、近づいていくと言われているんです。

実際に海外で行われた、「黒と白のシャツを着た人では、どちらが蚊に刺されるか」という実験では、

黒いシャツを着た人の方が、「圧倒的に蚊に刺された」という結果がでているほど。

服の色で、かなりの差がでてしまうなんて、ちょっとこわいですよね。

この季節、キャンプや川遊びなど、野外で遊ぶことも増えてきます。

蚊に刺されやすい場所に行くときは、できるだけ、黒などの濃い色は避けましょう。

黒に限らず、モノクロにした時に黒っぽく見える、赤や青なども避けた方が、より無難です。

白や黄色などの、夏らしい、薄くて明るい色の服を着るようにしましょう。

ちなみに、ハチも、黒や濃い色を好んで近づいてきます。

ハチの天敵である熊が、黒っぽい色なので、攻撃されてしまうんだとか。

蚊もイヤですが、ハチはもっとこわいですよね。

夏場に野外で遊ぶときは、白い服を着るのが一番です!

虫除けに〇〇?昔の人の知恵がスゴイ!

いまは、虫除けスプレーも種類がたくさんあるけれど、

昔は、もちろんそんなのありませんでした。

それでも、畑で農作業をしたり、山に入って作業をしたり、今よりももっと、虫に刺される環境にいたはず。

では、昔の人たちは、どのようにして、虫から身を守っていたのでしょうか。

実は、昔の人たちは、畑仕事のときに藍染の服を着て、虫除けをしていたんです。

藍には、優れた防虫効果があります。

いまでも、「蚊やアブよけには、藍が一番効く」と、

藍染の生地を燃やした煙を、虫除けとして使われている農家さんもいます。

昔ながらの方法というのは、いまでも、しっかり効果があるんですね。

藍には、蚊やアブ、ハチなどの虫除けだけではなく、衣類を食べる害虫にも効果があると言われています。

昔は、「大切な着物は、藍染の風呂敷で包んで保存する」というのが、常識だったほど。

いまでも、乾燥した藍の葉を和紙で包んでタンスに入れれば、立派な「衣類の防虫剤」になります。

藍染の服を一枚タンスに入れておくだけでも、防虫効果があるんだとか。

「蓼(たで)食う虫も好き好き」という、ことわざがありますが、

蓼は蓼藍(たであい)のことで、虫よけの効果が抜群だったことから、生まれたという説もあります。

このように、藍染は、昔の人の生活にかなり密着していたんですが、その効果は、実は虫除けだけではなかったんです。

藍染の効果は、他にもたくさんあるんです。

藍染の効果は、虫除けだけではありません。

虫除け効果の他にも、

⚫抗菌効果
⚫消臭効果
⚫UVカット
⚫保温効果
⚫生地を丈夫にする

など、たくさんの効果があります。

もともと、藍は、武士に好まれた色。

藍染は丈夫なので、下着として身につけると、その抗菌効果によって、傷を負ったときに化膿しにくかったんだとか。

また、止血効果もあったようです。

もちろん、庶民にも愛されて使われてきました。

日本人が、あまりにも藍染を好むので、

訪れた外国人が、藍を「ジャパンブルー」と呼ぶようになったほど。

藍染は、昔から日本人に愛されてきた色だったんですね。

いまでも、藍染の靴下を履くと、消臭効果もありますし、抗菌効果によって、水虫の予防にもなると言われています。

紫外線カット率も99%と、かなり高いもの。

藍染は、色の美しさだけではなく、たくさんの効果があるんです。

「貴久」の藍染は、ひと味違います

「貴久」で染めております藍染は、印度藍(いんどあい)から染め出した、とても濃く深い色。

ひとつずつ、ていねいに染め上げておりますので、他とはひと味違う、なんとも言えない深い色合いになっております。

優しく淡い、それでいて、ピリッと美しい藍色は、身にまとう人を美しく聡明に見せてくれます。

「貴久」では、藍で染め上げた、Tシャツ、靴下、ストール、バッグなど、アイテムもたくさんご用意しております。

もちろん、藍染特有の効果も、兼ね揃えております。

虫除け効果、抗菌・消臭効果のある藍染は、夏にぴったり。

「貴久」の染物は、同じく虫除け・抗菌・消臭効果のある、柿渋わた染めも施しておりますので、その効果は、バツグンです。

ぜひ、一度、「貴久」の藍染を身につけて、優しい色合いとともに、その効果も楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

花束の保存方法おすすめ4選!ドライフラワーより長持ちする方法って?

実際に住んでわかった!古民家リノベのメリットとデメリットとは?

関連記事

  1. 鴇色

    鴇色(ときいろ)のこと

    鴇色(ときいろ)のこと印度茜(いんどあかね)の根を煮出して染める色です。媒染にはミョウバンを使用…

  2. 草木染めの色 人気ランキングBest5!結局いちばん使いやすい色…

      草木染めの色は、とても独特です。青とか赤とか、そういった言葉ではあらわせな…

  3. 憲法黒(けんぽうぐろ)のこと

    憲法黒(けんぽうぐろ)のこと藍染で縹色(はなだいろ)に染めた後に楊梅(やまもも)で濃い緑色を重ね…

  4. 老竹色(おいたけいろ)

    老竹色(おいたけいろ)のこと

    老竹色(おいたけいろ)のこと柘榴の実の皮を乾燥させた染料を使用しています。媒染剤に木酢酸鉄を使う…

  5. 丹色(にいろ)のこと

    丹色(にいろ)のこと柘榴(ザクロ)の実の皮を乾燥したもので黄色に染めた後で印度茜(いんどあかね)で…

  6. 【藍染体験】関西で持ち込み可能はココだ!大阪 京都おすすめ3選!…

     「藍染めを気軽に体験してみたい!」…

  7. 藤鼠色(ふじねずいろ)のこと

    草木染め染料五倍子で染める色です。木酢酸鉄で媒染することでくすんだ青紫や青グレーに染まります。…

  8. 海松色(みるいろ)のこと

    海松色(みるいろ)のこと楊梅(やまもも)の幹を使って染めた濃いカーキグリーンです。媒染は木酢酸鉄…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページトップへ