投稿日:2017年5月15日 | 最終更新日:2020年1月28日
今日はたくさんの注文のあった海松色(みるいろ)を染めました。
海松色(みるいろ)は、楊梅(やまもも)の幹を使って染めた濃いカーキグリーンです。
楊梅(やまもも)から抽出した染め液で煮込み染めた後、ミョウバンで媒染をします。
少しベージュ色に染まっていますが柿渋の綿の色が濃くなった程度です。
この時には、ここからカーキグリーンになるとは全く思わないのですが・・。
そのあと鉄媒染をすると、みるみる暗く、黒に近い感じに染まっていくんです。。
もう一度楊梅(やまもも)の染液で染め直します。
すると濃いカーキグリーンになります。
このように、鉄媒染をすると金属の持つ色が楊梅(やまもも)の色を劇的に変化させるのです。
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