草木、柿渋染めの自然な色合い。
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藍染め 建てるという事

藍染めの歴史

藍の原料であるタデアイ、(漢字では書くと蓼藍)は、タデ科イヌタデ属の一年生植物。
紀元前から世界的に青色の染料として使用されてきました。

「青は、これを藍より出でて、藍より青し」みなさんもご存知の【出藍(しゅつらん)の誉れ】の一説ですが
このことから、出典となった「荀子」が中国の戦国時代に生まれた思想家であることから、
この時代にすでに藍染めが確立されていたことが分かります。

日本には飛鳥~奈良時代に伝わり、江戸時代には庶民の暮らしに深く浸透していました。
様々な用途で藍染めが使われ、着物・暖簾などいたるところで藍色の衣装が見られました。

明治8年に来日したイギリス人科学者、ロバート・ウイリアム・アトキンソンが日本全国至る所で
藍色の衣装を見たことから藍色の事を【ジャパンブルー】と記したとされています。
いまでは有名になった【ジャパンブルー】の名付けはこの事から由来しています。

しかし江戸末期~明治時代になると、インドから安価で簡単に良く染まるインド藍(インディゴ)や
合成染料が大量に輸入され日本の藍の国内の生産が大打撃を受け激減していきます。

藍の青色の成分インディゴ

藍の原料であるタデアイの葉の色は、もともと緑色です。

では、なぜ青い色が生まれるんでしょう?

タデアイの葉の中には無色のインディカンという水溶性の物質が含まれています。
葉が傷ついたりすると植物中の酵素により加水分解されインドキシルができ
酸化されると青い色のインディゴが生成されるんです。

藍の葉

藍を建てる

藍染めは一般の草木染と違い色を定着させるために媒染剤を必要としません。
藍染めの場合、藍建てという作業を行います。

インディゴは水に溶けない不水溶性のため、水に溶けず布に染める事はできません。
染料になるには、水に溶けることは必須条件です。

この不溶性のインディゴを還元する事で可溶性にします。

この場合の還元とは酸化の逆の変化で酸化物から酸素をとることを言います。
たとえば、鉄は鉄鉱石からつくりますが鉄鉱石は鉄の酸化物です。
これから鉄をとりだすときも酸素を取り除く必要があります。
(広い意味ではそれだけではないようです。)

インディゴより酸素をとる事で水に溶ける(水溶性)ロイコ体(黄色)に
変化します。

藍染め液

発酵建ての藍染

天然発酵建ての藍染では還元するのに発酵という方法が使われます。

発酵には藍の葉にもともと存在する還元菌が使われます。
伝統的な藍染では土のなかに埋め込んだカメの中に、すくも(藍の葉から作られた原料)
・発酵の栄養となるふすま(小麦のぬか)・灰汁(木炭から取ったアルカリ水)を加えます。
こうして一週間~数週間、発酵させます。

発酵させる事で、酸素を食べる還元菌を育てる事になります。
還元菌がインディゴから酸素を取ることによって、不溶性のインディゴは、
水溶性のロイコ体インディゴに変化します。

ロイコ体インディゴは可水溶性の黄緑色のアルカリ性の水溶液です。
このロイコ体インディゴとして溶けている藍液の中に染物を浸染し吸着させます。

その後、よく絞り空気中の酸素と結合(酸化)させる事により不溶性のインディゴに
戻り青く発色します。

布や糸を染めては染液を調整し、染め上げるのに数日間繰り返します。
この方法が、江戸時代から続く日本独自の天然発酵仕立ての技法です。

藍 AIR ZAC

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