草木、柿渋染めの自然な色合い。
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ベンガラ染めで超簡単に出来る事 染物屋がお教えします。

弁柄(べんがら)って聞いたことがありますか?
ベンガラとは大地の土から取れる成分、酸化第二鉄(Fe2O3)を主要発色成分とする酸化鉄顔料の事です。

もともとは赤色の顔料なんですが、このベンガラを焼く温度や調合を変える事によってたくさんの色を作ります。
語源は、江戸時代にインドのベンガル地方より伝来したことから[べんがら]と名付けられました。

ベンガラ粉

日本の暮らしにも古くから使われている染料で古くは飛鳥時代に寺院や神社の柱等に使用され
奈良・薬師寺の西塔の円柱もベンガラが使用されています。

【ベンガラ染めで火を使わずに簡単に染める】

ベンガラ染料は天然鉱物顔料の一種で、長い時間経過の中で自然に形成されたものです。
そのため変色しにくく、耐候性にも優れています。
そこは草木染めよりも優れた部分であり魅力でもあります。

又ベンガラ染めは、火を使わずに少量の水で簡単に染める事が出来ます。
もちろん顔料ですので、草木染めの様に媒染剤は必要ありません。
天然染料で水だけで染める事が出来るのは、ベンガラ染めの魅力の大きな部分と
私は思っています。

漬け染め

少量の水にベンガラ染料を溶かし(厳密には水に溶けません)、その中で染めたい物をよく揉みこみます。
すると染物にベンガラ染料が面白い様に吸収されてゆきます。
どうです、簡単でしょう!

草木染めの様に、火でコトコト煮立てる必要はありませんので時間もかかりません。
とてもエコな染色なんです。

 

【ベンガラ染めで伝統的な板締め絞りをしてみる】

板締め絞り

板締め絞りとは、江戸時代に盛んにおこなわれていた伝統的な絞り染めの一種で
木の型を使って屏風畳み等に折りたたんだ生地を挟み込む事で、木の型の部分を防染します。
防染された部分は染まらずに残され、連続した柄や幾何学模様をだすことが出来ます。

麻の葉模様や雪花絞りといわれる花模様等を染めだすことが出来ます。

ベンガラ染料は水だけで染まりますので、板締め絞りの際も染めたい部分だけを
染液の中に浸す、もしくは刷毛で塗るだけできれいに染まります。

木の型の基本は正三角形・二等辺三角形・長方形等ですがその他にも
洗濯バサミなどでも染め出しが可能です。
道かにあるものを使って自分だけの面白い柄を出してみるのも良いですよ。

生地折り方

板締め絞りの最初のポイントは、生地を折りたたむ事です。
まずは屏風だたみに折ります。
この時に出来るだけ正確に折るようにします。
うまく折れていないと綺麗に連続した柄を出すことが出来ません。

板締め絞り

木の板は、輪ゴムやクランプなどで強く固定する事が必要です。
固定する力が弱いと防染した部分にも染料が滲みます。
もちろん多少滲むのがいいんですが。

型染め

【ベンガラ染めで 色々な柄を型染めをしてみる】

型染めとは、型紙を使って柄を染める染色技法です。
型を用いることで、何度も同じ模様を繰り返し染める事が出来ます。
直接ベンガラ染料を刷り込んで型紙の柄を塗る様に染めていく手法と、防染糊を
使用することで型の部分を染まらない様にして柄を出していくという2種類の手法があります。

ベンガラ染料は、まるで絵の具の様にそのまま筆を使って刷り込んでいくことが出来るので
様々な色を使って染めることが可能です。
ベンガラ染料を絵の具の様に使うには増粘剤を使います。
染料に入れる事で粘り気ができ、型染めやシルクスクリーンのプリントなども滲まずはっきりと
濃い色に染まります。

型紙

好きなイラストなどを型紙に描き、デザインカッターで切り出し抜きます。
そのあと、型紙の補強のために紗を張ります。
又紗を張ることで中抜きの柄を作れますのでより複雑な柄を作ることが出来ます。

【防染糊を使って自由な柄やイラストを描いてみる】

防染剤を使った染め

防染糊を使った技法は、防染糊を型や筒を使って白く抜いた柄を作る技法と
防染糊を柄やイラストのの外線に置き、その内側をベンガラ染料で塗っていく技法があります。
又、色を入れた部分に伏せ糊をすることで色を入れた部分が染まらない様にしたりと
工夫することで様々な事が出来ます。

まず、防染糊を使って柄を白く抜く技法です。
型染めで作った型紙に今度はベンガラ染料の代わりに防染糊を刷り込みます。
そのあとでベンガラ染料に漬け込むのですが、防染糊を刷り込んだ部分は染まらず
下地の色がそのまま残ります。

防染糊を使った染色

次は防染糊を柄やイラストの外線に沿って置いていきます。
防染糊がちょうど染料の防波堤のような役割をするんです。

その内側をベンガラ染めの染料を薄めずにそのまま筆で好きな色に塗っていきます。
ベンガラ染料は絵の具の様に筆で自由に染める事が出来るのが特徴です。

まるで絵を描く様に柄やイラストを自由に書くことが出来ます。
本当に使いやすいです。

防染糊を使った染色

上の写真は柄が入った四角の部分全体に防染糊を乗せて四角の部分に色が入らない様にし
そのまま炭染めをしました。

線の柄の内側を防染糊で区切って防波堤を作り、隣の染料が入ってこない様にして多色を使うようにしています。
このように、防染糊の使い方を工夫して様々な柄を出すことが出来ます。

ベンガラ染め染料

貴久ではベンガラ染めの染料やベンガラ染に使う下染め剤などの助剤を販売しております。
初めてベンガラ染をしてみようと思っている方にもハードルが高くならない様に100mlのお試しサイズもあります。

ベンガラ染めのお試し染料はこちらです。

【貴久の染め体験ワークショップ】

大阪池田市にあります貴久では、ひとりでも多くの方に染めを体験して頂き染めることやもの作りの面白さを
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ベンガラ染め 型染め
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