柿渋って?
柿渋は、日本では平安時代から様々な用途で使われてきました。
代表的な用法としては、建築木材の下地や塗料、和傘や魚網の塗料、
衣服の染料などです。
なぜ昔の人は柿渋をそれらに使ったのか?
それは昔の人は柿渋に防腐・防水・防虫・抗菌・消臭の効果があることを
経験として知っていたんです。
現在は、柿渋の主成分である高分子タンニン(柿ポリフェノール)には
様々な効能がある事が知られています。
でも昔の人は生活の中で永い年月、淡々と意識することなく柿渋の効果を
受け継いできたんですね。
柿渋わた染め糸とは
そんな様々な効果のある柿渋ですがその性質から生地で染めると
生地を硬くしてしまいます。
柿渋ワタ染め糸とは、糸を紡績する前のワタ(オーガニックコットン)の段階で柿渋でていねいに染め
そのワタを使用して紡いだ糸のことです。
貴久では、その糸を使用してTシャツ・靴下などを製造しています。
そうする事によって柔らかく肌触りも良い風合でありながら、柿渋本来の
機能性も持ち合わせたアイテムの製造が可能になったのです。
それだけではありません。
ワタから染める事によって、繊維の一本一本の内部まで浸透し染まっています。
よって前述の効能がより持続するんです。
一般の他の柿渋製品との大きな違いはこの紡績前のわたの段階で柿渋で染める
という製造工程の違いにあります。
柿渋わた染め糸(オーガニックコットン)を使った商品は→こちらから
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